Perspectives

「ビジネスのちから」で環境・社会課題を解決する
“新しい視点”を。

大和電設工業株式会社 

業務効率化と患者のQOL向上を両立する、栄養給食管理システムでのAI活用

キーワード:AI献立サービス/ニュートリメイト

プロジェクトの概要

 病院や介護施設の給食は時代の流れとともに、決まった献立を提供する「集団給食」から個々に応じた献立を提供する「個別給食」へと変化してきました。それに伴い、多種の献立を扱う個別給食の食事管理を徹底するために、栄養給食管理システムが導入されるようになりました。その一つが、大和電設工業株式会社の提供する「ニュートリメイト」です。

 従来の栄養給食管理システムは、医師から出される食事指示書「食事箋」の管理、食材の発注や在庫管理、調理、配膳、各種報告業務をサポートするもので、個別給食の献立作成は管理栄養士が担います。近年、チーム医療へ参加するようになって管理栄養士の業務が増え、多くの時間を要する献立作成が負担になってきています。

 そこで、同社は、自動で献立作成できる「AI献立サービス」を開発。「ニュートリメイト」の標準機能として搭載しました。AIに過去の献立を学習させ、地域ごとの特性や季節感など言語化しにくい要素も取り込んで、病院ごとの特徴を踏まえた献立作成を可能にしました。

 「AI献立サービス」によって業務効率化を実現し、管理栄養士の業務負担軽減、そして入院患者様のQOL向上につながりました。

「AI献立サービス」とは

 「AI献立サービス」は大和電設工業の提供する栄養給食管理システム「ニュートリメイト」の新機能です。2024年5月にリリースしました。

 これによって、アレルギー対応、栄養バランス、味、彩り、季節メニュー、マンネリ抑止などの多くの条件を考慮した上で、自然でより人の感覚に近い献立が短時間で生成できます。インシデントの管理を従来以上に徹底でき、個人の食の嗜好も一元管理してきめ細かに応えられるほか、食材のロスも減らせます。

 大規模病院を中心に病院給食業務の効率化と患者様のQOL向上に貢献しています。

AIを活用した献立作成のイメージ

大和電設工業株式会社

創業70年以上、東北の総合エンジニアリング企業として、通信インフラ・土木インフラ・電気設備インフラ・システムソリューション事業を展開し、地域の快適な環境作りをサポートしている。エクシオグループ株式会社のグループ会社。

https://www.ddk.co.jp/

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