サステナビリティの最前線で活躍するビジネスパーソンから直接お話を聞く機会に
Perspectivesはこれまで、社会課題の解決に向けて活躍する多くのビジネスパーソンを取材してきました。「働き方」や「志」に焦点を当てた記事は、サステナブルな社会の“担い手”であり、キャリア選択の岐路に立つ大学生の方々からも好評をいただいてます。
例えば、当メディアに登場したビジネスパーソンが、法政大学の長谷川教授の「CSR論」でゲスト講義をしたり、2024年2月には国際大学の留学生とのトークセッションを実施するなど、教育機関との連携も積極的に行ってきました。
株式会社ゼロボードの坂本 洋一氏が法政大学の「サステナブル経営論」に登壇
株式会社セブン&アイ・ホールディングスの藤本 直人氏が法政大学の「CSR論」講義に登壇
国際大学の留学生×外国籍ビジネスパーソンが、日本企業の魅力と課題について語る特別トークセッションを公開
こうした実績を踏まえ、この度Perspectivesでは、より多くのステークホルダーと共創し、社会への貢献を深めていくため、「Perspectives with」プロジェクトを立ち上げることとしました。
その第一弾として、今回は「with Next Generation 未来へのインタビュー」と題し、「千葉大学環境ISO学生委員会」の学生インタビュアーに取材に参加いただく機会を設けることになりました。この取り組みは、同委員会の顧問を務める千葉大学 岡山先生にご縁をいただき、実現したものです。今後は同委員会が事務局を務める「環境マネジメント全国学生協議会」に所属する学生の参加も予定しています。さまざまな産業や企業の存在を知り、ビジネスパーソンと直接交流することで、学生インタビュアーの視野が大きく広がることを期待しています。
Perspectivesは、今後も、次世代を担う若者たちとともに、より良い社会の実現を目指していきます。
インタビューの様子
学生インタビュアーの2人とも企業で働くビジネスパーソンへ直接取材する機会は初めてだったとのことで、取材が始まる前、りそなホールディングスの吉本様から名刺を受取った際は、とても緊張していた様子でした。
しかし、取材が始まると真剣な目つきで話を聞き、学生ならではの視点から鋭い質問をしていました。
取材を終えて
千葉大学 理学部3年生 佐々木七菜さん
「りそなだからこそできること」に取り組んでいる姿が印象的だったと語る佐々木さん。今後自身のキャリアを考える上で、自分のやりたいことを大事にしている吉本様の働き方はとても参考になったとコメントしてくれました。
千葉大学 理学部1年生 高須駿一さん
理学部1年生の高須さんは、今回の取材で金融教育について知ったことで、自分でも株について調べてみようと思ったと吉本様に話していました。自分の興味を持ったことだけでは無く、「いろいろなことに挑戦してみる」ことが大切だということに気付いたそうです。
千葉大学環境ISO学生委員会
千葉大学は2005年に環境マネジメントシステム(EMS)の国際規格であるISO14001の認証を取得。同大学はEMSの運用を実務教育の一環と捉え、2003年に大学のEMS組織の中に「環境ISO学生委員会」を設立し、EMSの構築と運用の中核業務を学生が担うなど、学生主体によるシステムの構築と運用を実践してきた(※1)。同委員会は毎年250名程度の学生が所属し、環境やSDGsに関わる活動を学内や地域で実施しているほか、複数の企業と連携したプロジェクトを展開。近年では「環境マネジメント全国学生協議会(※2)」の設立を提案し、事務局として全国で環境活動に携わる学生間の交流を促進する活動を行っている。
※1「千葉大学方式」と呼ばれ、活動の単位化・資格認定制度も有り。
※2「環境マネジメント全国学生協議会」メンバー(2024年9月時点):岩手大学、岐阜大学、公立鳥取環境大学、千葉大学、中部大学、三重大学、琉球大学
同委員会顧問 岡山咲子先生からのコメント
千葉大学 国際未来教育基幹 助教
岡山咲子氏
環境ISO学生委員会は20年にわたり、環境やサステナビリティに関わる活動を学内や地域社会で行ってきました。近年は、様々な企業や自治体と連携したサステナビリティに関するプロジェクトを実施しています。こうした学外の大人と接する機会は、学生にとってサステナビリティ教育だけでなく、実務教育やキャリア教育の貴重な場となります。
本プロジェクトは、サステナビリティに関して社会の最先端で活躍する方のお話しを直接聞くことができるので、向上心のある学生を刺激していただけるまたとない機会になると期待しています。